リサは、「崖の上のポニョ」の主人公、宗介(そうすけ)の母親です。
現在5歳の宗介を20歳の時に産んでいて、現在は25歳。
デイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働いています。
やや無鉄砲なところはありますが、お年寄りからも信頼が厚く優しいリサ。
そんなリサは、映画を見た人から、死んだのか?生きているのか?
そのような疑問をもたれています。
そこで今回は、「ポニョ考察リサは死んだ死んでない?最後のセリフはなんと言ってるかも紹介!」と題して、ポニョの考察をしていきたいと思います!
- リサは死んだ?
- リサは死んでない?
- リサの最後のセリフはなんと言ってる?
こちらについて調査していきたいと思います!
ポニョ考察リサは死んだ?
金曜ロードショーのラインアップ。
『崖の上のポニョ』やるんだ。
やった、リサに会えるじゃん🥰 pic.twitter.com/3OW4ty2Lze— 愛敬 史 (@shiro9tan) April 15, 2022
リサが死んだかどうかについては、映画本編では語られていません。
ただ、都市伝説のような形で噂されているのは、物語の後半は死後の世界を表していて、リサは既に死んでいるというもの。
では、一体なぜそのように言われるのでしょうか?
物語の後半で、街が津波に襲われたときに、リサが心配して駆け付けた「ひまわりの家」。
ここは海底に沈んでしまい、クラゲドームのようなものに覆われています。
そして、リサとおばあちゃんたちはこの中にいます。
そこでは、普段は車椅子を利用しているおばあちゃんたちが、自分の足で歩けるようになっていました。
そしておばあちゃんたちのセリフ「ここってあの世なの?」「あの世もいいわね」を聞くと、もう既に死んでしまっていて魂だけになっているから、自由に歩いたり走り回ったりすることができると考えられます。
ポニョが入るのを嫌がったトンネルは、あの世とこの世の境目。
千と千尋の神隠しのトンネルのように、トンネルをくぐると全く違う世界、すなわち死後の世界が広がっていると考えられます。
そしてその向こう側にいるリサとおばあちゃんたち。
また、「リサさんも辛いだろうに…」とおばあちゃんたちが言っているのには、
”まだ幼い息子の宗介が死後の世界に近づいてきていることが辛い”と解釈されているようです。
これらを総合すると、”リサもおばあちゃんたちも津波に襲われて沈んで既に死んでいる”ということになります。
ポニョ考察リサは死んでない?
ポニョと言ったら
リサのドリフトやろ#金ロー#となりのトトロ pic.twitter.com/TCk2eKr5yW— andhi (@andhi_andhi1710) August 14, 2020
それでは、ここまで見てきたように、リサもおばあちゃんたちもみんな死んでしまっているのでしょうか?
他の見方はできないのかについて、検証していきます。
ポニョには本当の名前があり、その名を「ブリュンヒルデ」と言います。
「ブリュンヒルデ」の母は、北欧神話に出てくる「ワルキューレ」です。
そして「ワルキューレ」は、北欧神話で「戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性」と言われています。
ポニョの母親は「グランマンマーレ」という名前ですが、公式設定で「海なる母」とされていて、ポニョの母親にとどまらず、海を司る女神です。
名前こそ「グランマンマーレ」ですが、その正体は「ブリュンヒルデの母、ワルキューレ」にあると思います。
つまり、ポニョの母親は生死を定める者なのです。
これは、生も死も飲み込む海の考え方と非常に似ていることが分かります。
さて、話を戻して、リサもおばあちゃんたちもクラゲドームの中の不思議な空間にいます。
そこは、あの世とこの世の間の世界であり、「ワルキューレ」があの世とこの世のどちらにこの人間を振り分けようかと悩んでいる、そういった場面のように思います。
では、実際にはどのような判断をしたのでしょうか。
「グランマンマーレ」は、人間の男の子である宗介を好きになり、人間になりたいと願う娘のポニョを応援しています。
しかし同時に試練があり、人魚姫のお話のように、宗介から真実の愛を受け取ることができない場合は、ポニョは泡になって消えてしまうのです。
リサとポニョの母グランマンマーレが話していたことは、二人の行く末についてでしょう。
リサは宗介を信頼しているので、”宗介がポニョを愛していると答えると信じている”と伝えたのではないかと思います。
そしてポニョと宗介に試練の時間がやってきます。
グランマンマーレは宗介に問いかけます。
ポニョが「半魚人」でも愛せるかということを。
宗介は、「魚のポニョ、半魚人のポニョ、人間のポニョ、全て好き」ということ、
「自分の彼女の正体が怪物でもかまわない」と真実の愛を口にします。
これによって、世界のほころびは修復され、大災害は消えていきます。
先ほども言ったように、ポニョの母グランマンマーレは「生死を定める者」。
試練を乗り越え、宗介とポニョが結ばれたことにより、彼らは「生」を与えられました。
それは、その不思議空間にいたリサやおばあちゃんたちも同じです。
もし宗介がポニョを嫌うそぶりを見せていたら、世界も破滅し、人々は滅んでいたことでしょう。
しかし、グランマンマーレから「生」を認められた彼らは、決してこの場で死ぬことはありません。
私はそのように考えたため、
「リサは死んでない」「リサは生きている」
このように考えています!
ポニョ考察リサの最後のセリフはなんと言ってる?
いつ何で言っていたかすぐ思い出せないけれど。関ジャニ∞の誰もが認めるイケメンフェイス錦戸亮氏が、崖の上のポニョのリサが理想の女性と言っていたことがあって、亮ちゃんらしいなと思ったと同時に、リサをタイプに挙げる彼がまた素敵だなと感じたことを思い出しながら金曜ロードショー観ています。 pic.twitter.com/zJjrCxqf9X
— けろっぴ (@lo_ppy) August 23, 2019
最後のグランマンマーレとリサのやり取りでは、重要なセリフのようだけど聞き取れなかった!と思った方も多いのでは。
ここでの会話は、下記のようなものでした。
「ありがとう、リサ」
「あなたも、グランマンマーレ!」
そう、リサは話していた相手、ポニョの母グランマンマーレの名前を呼んだのです。
ただ「ありがとう、リサ」に、名前を呼んで返しただけ、と解説しているサイトは多いですが、「名前」には非常に大きい力があると感じています。
千と千尋の神隠しの時は、神様の「名前」を知ることが大きな意味を持っていましたね。
「リサ」「グランマンマーレ」と普通に呼び合うということは、相手の正体を知っているということ、対等な関係という意味が込められていると思います。
グランマンマーレの正体は、生と死を司る、海なる母。
リサの呼ぶ「グランマンマーレ」には、自分たちを生かしてくれた存在であることへの感謝が込められているように感じます。
そして、海なる母と人間とでは全く対等な関係ではないと思いますが、愛する娘と息子の愛を見守る親としてはリサとグランマンマーレは対等です。
そこで愛する子どもたちの親という点で対等であるという意思を込めて、名前を呼んだのだと思います。
「あなたも、グランマンマーレ!」というセリフは、短く聞き取りづらい一言ではありますが、とても重要な意味のある言葉だったということがわかりますね!
まとめ
#ポニョ といえば!のこの主題歌🤗、当初、この歌はオープニングに使用する予定でいたといいます。それをエンディングの曲にしたのは #宮崎駿監督🎬の「そうすればお客さんは幸せな気持ちで家に帰れる」という意向からだったといいます😻。#金ロー#崖の上のポニョ#ジブリ#宗介#リサ#大橋のぞみ pic.twitter.com/y6WEs4H28C
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 23, 2019
今回は、「ポニョ考察リサは死んだ死んでない?最後のセリフはなんと言ってるかも紹介!」と題して、ポニョの考察をしてきました。
- リサは死んだ?
- リサは死んでない?
- リサの最後のセリフはなんと言ってる?
いかがだったでしょうか?
私の個人的な結論としては、ポニョが宗介と無事結ばれることにより、世界は危機から救われ、人類は生かされたのだと思います。
そして、その中でリサは生きていると思います!
なんと言っても、キャッチコピーは「生まれてきてよかった」です。
「死」の世界と隣り合わせの「生」の世界ですが、救いのある物語だと感じています!
映画「崖の上のポニョ」は子どもも見て楽しめますが、大人も何度も見返したくなりますね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。